page.title=アプリケーションのバージョニング @jd:body

バージョン管理の概略

このドキュメントの内容

  1. アプリケーションのバージョンの設定
  2. 最小システム API バージョンの指定

関連項目

  1. 公開の準備
  2. Android マーケットでの公開
  3. The AndroidManifest.xml File

バージョン管理のコンポーネントは、アプリケーションのアップグレード及びメンテナンスの計画を立てるのに重要です。

Android システム自体は、アップグレードや互換性の制約の実施などのために、アプリケーション バージョン情報をアプリケーションに対して確認することはありません。代わりに、アプリケーションにおけるバージョン制約はユーザーまたはアプリケーション自体によって完全に実施されます。

Android システムが確認を行うのは、アプリケーションによってマニフェストの minSdkVersion 属性に指定されたシステム バージョン互換性です。この属性によりアプリケーションは互換性を持つ最小システム API を指定できます。詳細は、最小システム API バージョンの指定をご覧ください。

アプリケーションのバージョンの設定

アプリケーションのバージョン情報を定義するには、アプリケーションのマニフェスト ファイルで属性を設定します。2 つの属性を使用でき、常にこの両方に値を定義することが推奨されています:

これらのバージョン属性の両方をマニフェスト ファイルの <manifest> 要素で定義します。

ここに、<manifest> 要素の android:versionCodeandroid:versionName 属性を示すマニフェストの例を示します。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<manifest xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
      package="com.example.package.name"
      android:versionCode="2"
      android:versionName="1.1">
    <application android:icon="@drawable/icon" android:label="@string/app_name">
        ...
    </application>
</manifest>

この例では、android:versionCode 値は現在の .apk がこのアプリケーション コードの 2 番目のリリースを含んでいることを表し、これは android:codeName 文字列が示すようにマイナー後継リリースであることを示します。

Android フレームワークには、アプリケーションがシステムに別のアプリケーションのバージョン情報を問い合わせる API が用意されています。バージョン情報を取得するため、アプリケーションは {@link android.content.pm.PackageManager#getPackageInfo(java.lang.String, int)} method of {@link android.content.pm.PackageManager PackageManager}.

を使用します。

最小システム API バージョンの指定

アプリケーションが最低でも Android プラットフォームの特定のバージョンを必要とする場合、このバージョンを API レベルの ID としてアプリケーションのマニフェスト ファイルに指定できます。このようにすると、互換性のあるバージョンの Android システムを実行しているデバイスにのみアプリケーションをインストールできるようになります。

最小システム バージョンをマニフェストに指定するには、次の属性を使用します:

アプリケーションに最小プラットフォーム バージョンを指定するには、<uses-sdk> 要素を <manifest> の子として追加し、android:minSdkVersion を属性として定義します。

詳細は、Android System Image 1.1 Version Notes もご覧ください。