1page.title=Android のセキュリティに関する公開情報 - 2016 年 9 月 2@jd:body 3<!-- 4 Copyright 2016 The Android Open Source Project 5 Licensed under the Apache License, Version 2.0 (the "License"); 6 you may not use this file except in compliance with the License. 7 You may obtain a copy of the License at 8 http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0 9 Unless required by applicable law or agreed to in writing, software 10 distributed under the License is distributed on an "AS IS" BASIS, 11 WITHOUT WARRANTIES OR CONDITIONS OF ANY KIND, either express or implied. 12 See the License for the specific language governing permissions and 13 limitations under the License. 14--> 15<p><em>2016 年 9 月 6 日公開 | 2016 年 9 月 12 日更新</em> 16</p> 17 18<p> 19Android のセキュリティに関する公開情報には、Android 搭載端末に影響を与えるセキュリティの脆弱性の詳細を掲載しています。情報の公開に伴い、Nexus 端末に対するセキュリティ アップデートを無線（OTA）アップデートで配信しました。Nexus ファームウェア イメージも <a href="https://developers.google.com/android/nexus/images">Google デベロッパー サイト</a>でリリースしています。2016 年 9 月 6 日以降のセキュリティ パッチ レベルで、下記の問題に対処しています。セキュリティ パッチ レベルの確認方法については、こちらの<a href="https://support.google.com/nexus/answer/4457705#nexus_devices">ドキュメント</a>をご覧ください。サポート対象の Nexus 端末には、2016 年 9 月 6 日のセキュリティ パッチ レベルのアップデート 1 件を OTA で配信します。 20</p> 21 22<p> 23パートナーには、この公開情報に記載の問題について 2016 年 8 月 5 日までに通知済みです。Android オープンソース プロジェクト（AOSP）レポジトリに（該当する場合）、下記の問題に対するソースコードのパッチをリリースしています。この公開情報には AOSP 以外のパッチへのリンクも掲載しています。 24</p> 25 26<p> 27下記の問題のうち最も重大度の高いものは、攻撃対象の端末でリモートでのコード実行が可能になるおそれのある重大なセキュリティの脆弱性です。多様な方法（メール、ウェブの閲覧、MMS など）により、端末でメディア ファイルが処理される際にコードが実行されます。 28</p> 29 30<p> 31この新たに報告された問題によって実際のユーザー端末が不正使用された報告はありません。<a href="{@docRoot}security/enhancements/index.html">Android セキュリティ プラットフォームの保護</a>や SafetyNet のようなサービスの保護について詳しくは、<a href="#mitigations">Android と Google サービスでのリスク軽減策</a>をご覧ください。こうした保護により、Android プラットフォームのセキュリティが改善されます。 32</p> 33 34<p>ご利用の端末で上記の更新を行うことをすべてのユーザーにおすすめします。 35</p> 36 37<h2 id="announcements">お知らせ</h2> 38<ul> 39<li>この公開情報では、3 つのセキュリティ パッチ レベル文字列を定義しています。これは、すべての Android 搭載端末で同様の問題が発生する一部の脆弱性をサブセットとし、Android パートナーが迅速かつ柔軟に修正できるようにするためです。詳しくは、<a href="#common-questions-and-answers">一般的な質問と回答</a>をご覧ください。 40<ul> 41 <li><strong>2016-09-01</strong>: 部分的に対処したセキュリティ パッチ レベル文字列。このセキュリティ パッチ レベル文字列は、2016-09-01（およびそれ以前のすべてのセキュリティ パッチ レベル文字列）に関連するすべての問題に対処していることを示します。 42 <li><strong>2016-09-05</strong>: 部分的に対処したセキュリティ パッチ レベル文字列。このセキュリティ パッチ レベル文字列は、2016-09-01 と 2016-09-05（およびそれ以前のすべてのセキュリティ パッチ レベル文字列）に関連するすべての問題に対処していることを示します。 43 <li><strong>2016-09-06</strong>: 完全に対処したセキュリティ パッチ レベル文字列で、この公開情報のほとんどの問題をパートナーに通知した後に見つかった問題にも対処しています。このセキュリティ パッチ レベル文字列は、2016-09-01、2016-09-05、2016-09-06（およびこれまでのすべてのセキュリティ パッチ レベル文字列）に関連するすべての問題に対処していることを示します。 44<li>サポート対象の Nexus 端末には、2016 年 9 月 6 日のセキュリティ パッチ レベルのアップデート 1 件を OTA で配信します。</li> 45</li></li></li></ul> 46</li> 47</ul> 48<h2>セキュリティの脆弱性の概要</h2> 49<p> 50下記の表に、セキュリティの脆弱性、その共通脆弱性識別子（CVE）、重大度の判定、Nexus 端末への影響があるかどうかの一覧を示します。<a href="{@docRoot}security/overview/updates-resources.html#severity">重大度の判定</a>は、攻撃を受けた端末でその脆弱性が悪用された場合の影響に基づくもので、プラットフォームやサービスでのリスク軽減策が、開発目的や不正に回避されたために無効にされた場合を前提としています。 51</p> 52 53<h3 id="2016-09-01-summary">セキュリティ パッチ レベル 2016-09-01 の脆弱性の概要</h3> 54<p> 55セキュリティ パッチ レベル 2016-09-01 以降では、下記の問題に対処する必要があります。 56</p> 57 58<table> 59 <col width="55%"> 60 <col width="20%"> 61 <col width="13%"> 62 <col width="12%"> 63 <tr> 64 <th>問題</th> 65 <th>CVE</th> 66 <th>重大度</th> 67 <th>Nexus への影響</th> 68 </tr> 69 <tr> 70 <td>LibUtils でのリモートコード実行の脆弱性</td> 71 <td>CVE-2016-3861</td> 72 <td>重大</td> 73 <td>あり</td> 74 </tr> 75 <tr> 76 <td>メディアサーバーでのリモートコード実行の脆弱性</td> 77 <td>CVE-2016-3862</td> 78 <td>重大</td> 79 <td>あり</td> 80 </tr> 81 <tr> 82 <td>MediaMuxer でのリモートコード実行の脆弱性</td> 83 <td>CVE-2016-3863</td> 84 <td>高</td> 85 <td>あり</td> 86 </tr> 87 <tr> 88 <td>メディアサーバーでの権限昇格の脆弱性</td> 89 <td>CVE-2016-3870、CVE-2016-3871、CVE-2016-3872</td> 90 <td>高</td> 91 <td>あり</td> 92 </tr> 93 <tr> 94 <td>端末ブートでの権限昇格の脆弱性</td> 95 <td>CVE-2016-3875</td> 96 <td>高</td> 97 <td>なし*</td> 98 </tr> 99 <tr> 100 <td>設定アプリでの権限昇格の脆弱性</td> 101 <td>CVE-2016-3876</td> 102 <td>高</td> 103 <td>あり</td> 104 </tr> 105 <tr> 106 <td>メディアサーバーでのサービス拒否の脆弱性</td> 107 <td>CVE-2016-3899、CVE-2016-3878、CVE-2016-3879、CVE-2016-3880、CVE-2016-3881</td> 108 <td>高</td> 109 <td>あり</td> 110 </tr> 111 <tr> 112 <td>Telephony での権限昇格の脆弱性</td> 113 <td>CVE-2016-3883</td> 114 <td>中</td> 115 <td>あり</td> 116 </tr> 117 <tr> 118 <td>通知マネージャ サービスでの権限昇格の脆弱性</td> 119 <td>CVE-2016-3884</td> 120 <td>中</td> 121 <td>あり</td> 122 </tr> 123 <tr> 124 <td>Debuggerd での権限昇格の脆弱性</td> 125 <td>CVE-2016-3885</td> 126 <td>中</td> 127 <td>あり</td> 128 </tr> 129 <tr> 130 <td>システム UI 調整ツールでの権限昇格の脆弱性</td> 131 <td>CVE-2016-3886</td> 132 <td>中</td> 133 <td>あり</td> 134 </tr> 135 <tr> 136 <td>設定アプリでの権限昇格の脆弱性</td> 137 <td>CVE-2016-3887</td> 138 <td>中</td> 139 <td>あり</td> 140 </tr> 141 <tr> 142 <td>SMS での権限昇格の脆弱性</td> 143 <td>CVE-2016-3888</td> 144 <td>中</td> 145 <td>あり</td> 146 </tr> 147 <tr> 148 <td>設定アプリでの権限昇格の脆弱性</td> 149 <td>CVE-2016-3889</td> 150 <td>中</td> 151 <td>あり</td> 152 </tr> 153 <tr> 154 <td>Java Debug Wire Protocol での権限昇格の脆弱性</td> 155 <td>CVE-2016-3890</td> 156 <td>中</td> 157 <td>なし*</td> 158 </tr> 159 <tr> 160 <td>メディアサーバーでの情報開示の脆弱性</td> 161 <td>CVE-2016-3895</td> 162 <td>中</td> 163 <td>あり</td> 164 </tr> 165 <tr> 166 <td>AOSP メールでの情報開示の脆弱性</td> 167 <td>CVE-2016-3896</td> 168 <td>中</td> 169 <td>なし*</td> 170 </tr> 171 <tr> 172 <td>Wi-Fi での情報開示の脆弱性</td> 173 <td>CVE-2016-3897</td> 174 <td>中</td> 175 <td>なし*</td> 176 </tr> 177 <tr> 178 <td>Telephony でのサービス拒否の脆弱性</td> 179 <td>CVE-2016-3898</td> 180 <td>中</td> 181 <td>あり</td> 182 </tr> 183</table> 184<p> 185* Android 7.0 が搭載されたサポート対象の Nexus 端末において、適用できるすべてのアップデートがインストールされている場合は、この脆弱性が悪用されることはありません。 186</p> 187 188<h3 id="2016-09-05-summary">セキュリティ パッチ レベル 2016-09-05 の脆弱性の概要</h3> 189<p> 190セキュリティ パッチ レベル 2016-09-05 以降では、2016-09-01 に関連するすべての問題に加えて、下記の問題に対処する必要があります。 191</p> 192 193<table> 194 <col width="55%"> 195 <col width="20%"> 196 <col width="13%"> 197 <col width="12%"> 198 <tr> 199 <th>問題</th> 200 <th>CVE</th> 201 <th>重大度</th> 202 <th>Nexus への影響</th> 203 </tr> 204 <tr> 205 <td>カーネル セキュリティ サブシステムでの権限昇格の脆弱性</td> 206 <td>CVE-2014-9529、CVE-2016-4470</td> 207 <td>重大</td> 208 <td>あり</td> 209 </tr> 210 <tr> 211 <td>カーネル ネットワーク サブシステムでの権限昇格の脆弱性</td> 212 <td>CVE-2013-7446</td> 213 <td>重大</td> 214 <td>あり</td> 215 </tr> 216 <tr> 217 <td>カーネル netfilter サブシステムでの権限昇格の脆弱性</td> 218 <td>CVE-2016-3134</td> 219 <td>重大</td> 220 <td>あり</td> 221 </tr> 222 <tr> 223 <td>カーネル USB ドライバでの権限昇格の脆弱性</td> 224 <td>CVE-2016-3951</td> 225 <td>重大</td> 226 <td>あり</td> 227 </tr> 228 <tr> 229 <td>カーネル サウンド サブシステムでの権限昇格の脆弱性</td> 230 <td>CVE-2014-4655</td> 231 <td>高</td> 232 <td>あり</td> 233 </tr> 234 <tr> 235 <td>カーネル ASN.1 デコーダーでの権限昇格の脆弱性</td> 236 <td>CVE-2016-2053</td> 237 <td>高</td> 238 <td>あり</td> 239 </tr> 240 <tr> 241 <td>Qualcomm 無線インターフェース レイヤでの権限昇格の脆弱性</td> 242 <td>CVE-2016-3864</td> 243 <td>高</td> 244 <td>あり</td> 245 </tr> 246 <tr> 247 <td>Qualcomm サブシステム ドライバでの権限昇格の脆弱性</td> 248 <td>CVE-2016-3858</td> 249 <td>高</td> 250 <td>あり</td> 251 </tr> 252 <tr> 253 <td>カーネル ネットワーク ドライバでの権限昇格の脆弱性</td> 254 <td>CVE-2016-4805</td> 255 <td>高</td> 256 <td>あり</td> 257 </tr> 258 <tr> 259 <td>Synaptics タッチスクリーン ドライバでの権限昇格の脆弱性</td> 260 <td>CVE-2016-3865</td> 261 <td>高</td> 262 <td>あり</td> 263 </tr> 264 <tr> 265 <td>Qualcomm カメラドライバでの権限昇格の脆弱性</td> 266 <td>CVE-2016-3859</td> 267 <td>高</td> 268 <td>あり</td> 269 </tr> 270 <tr> 271 <td>Qualcomm サウンド ドライバでの権限昇格の脆弱性</td> 272 <td>CVE-2016-3866</td> 273 <td>高</td> 274 <td>あり</td> 275 </tr> 276 <tr> 277 <td>Qualcomm IPA ドライバでの権限昇格の脆弱性</td> 278 <td>CVE-2016-3867</td> 279 <td>高</td> 280 <td>あり</td> 281 </tr> 282 <tr> 283 <td>Qualcomm 電源ドライバでの権限昇格の脆弱性</td> 284 <td>CVE-2016-3868</td> 285 <td>高</td> 286 <td>あり</td> 287 </tr> 288 <tr> 289 <td>Broadcom Wi-Fi ドライバでの権限昇格の脆弱性</td> 290 <td>CVE-2016-3869</td> 291 <td>高</td> 292 <td>あり</td> 293 </tr> 294 <tr> 295 <td>カーネル eCryptfs ファイルシステムでの権限昇格の脆弱性</td> 296 <td>CVE-2016-1583</td> 297 <td>高</td> 298 <td>あり</td> 299 </tr> 300 <tr> 301 <td>NVIDIA カーネルでの権限昇格の脆弱性</td> 302 <td>CVE-2016-3873</td> 303 <td>高</td> 304 <td>あり</td> 305 </tr> 306 <tr> 307 <td>Qualcomm Wi-Fi ドライバでの権限昇格の脆弱性</td> 308 <td>CVE-2016-3874</td> 309 <td>高</td> 310 <td>あり</td> 311 </tr> 312 <tr> 313 <td>カーネル ネットワーク サブシステムでのサービス拒否の脆弱性</td> 314 <td>CVE-2015-1465、CVE-2015-5364</td> 315 <td>高</td> 316 <td>あり</td> 317 </tr> 318 <tr> 319 <td>カーネル ext4 ファイル システムでのサービス拒否の脆弱性</td> 320 <td>CVE-2015-8839</td> 321 <td>高</td> 322 <td>あり</td> 323 </tr> 324 <tr> 325 <td>Qualcomm SPMI ドライバでの情報開示の脆弱性</td> 326 <td>CVE-2016-3892</td> 327 <td>中</td> 328 <td>あり</td> 329 </tr> 330 <tr> 331 <td>Qualcomm サウンド コーデックでの情報開示の脆弱性</td> 332 <td>CVE-2016-3893</td> 333 <td>中</td> 334 <td>あり</td> 335 </tr> 336 <tr> 337 <td>Qualcomm DMA コンポーネントでの情報開示の脆弱性</td> 338 <td>CVE-2016-3894</td> 339 <td>中</td> 340 <td>あり</td> 341 </tr> 342 <tr> 343 <td>カーネル ネットワーク サブシステムでの情報開示の脆弱性</td> 344 <td>CVE-2016-4998</td> 345 <td>中</td> 346 <td>あり</td> 347 </tr> 348 <tr> 349 <td>カーネル ネットワーク サブシステムでのサービス拒否の脆弱性</td> 350 <td>CVE-2015-2922</td> 351 <td>中</td> 352 <td>あり</td> 353 </tr> 354 <tr> 355 <td>Qualcomm コンポーネントでの脆弱性</td> 356 <td>CVE-2016-2469</td> 357 <td>高</td> 358 <td>なし</td> 359 </tr> 360</table> 361<h3 id="2016-09-06-summary">セキュリティ パッチ レベル 2016-09-06 の脆弱性の概要</h3> 362<p> 363セキュリティ パッチ レベル 2016-09-06 以降では、2016-09-05 に関連するすべての問題と 2016-09-01 に関連するすべての問題に加えて、下記の問題に対処する必要があります。 364</p> 365 366<table> 367 <col width="55%"> 368 <col width="20%"> 369 <col width="13%"> 370 <col width="12%"> 371 <tr> 372 <th>問題</th> 373 <th>CVE</th> 374 <th>重大度</th> 375 <th>Nexus への影響</th> 376 </tr> 377 <tr> 378 <td>カーネル共有メモリ サブシステムでの権限昇格の脆弱性</td> 379 <td>CVE-2016-5340</td> 380 <td>重大</td> 381 <td>あり</td> 382 </tr> 383 <tr> 384 <td>Qualcomm ネットワーク コンポーネントでの権限昇格の脆弱性</td> 385 <td>CVE-2016-2059</td> 386 <td>高</td> 387 <td>あり</td> 388 </tr> 389</table> 390<h2 id="mitigations">Android と Google サービスでのリスク軽減策</h2> 391<p> 392ここでは、<a href="{@docRoot}security/enhancements/index.html">Android セキュリティ プラットフォームの保護</a>と SafetyNet のようなサービスの保護によるリスクの軽減について概説します。こうした機能は、Android でセキュリティの脆弱性が悪用される可能性を減らします。 393</p> 394<ul> 395<li>Android プラットフォームの最新版での機能強化により、Android 上の多くの問題について悪用が困難になります。Google では、すべてのユーザーに対し、できる限り最新版の Android に更新することをおすすめしています。</li> 396<li>Android セキュリティ チームは、<a href="http://static.googleusercontent.com/media/source.android.com/en//security/reports/Google_Android_Security_2015_Report_Final.pdf">「アプリの確認」や SafetyNet</a> によって脆弱性の悪用を積極的に監視しており、<a href="http://static.googleusercontent.com/media/source.android.com/en//security/reports/Google_Android_Security_PHA_classifications.pdf">有害なおそれのあるアプリ</a>についてユーザーに警告しています。「アプリの確認」は、<a href="http://www.android.com/gms">Google モバイル サービス</a>を搭載した端末ではデフォルトで有効になっており、Google Play 以外からアプリをインストールするユーザーにとっては特に重要です。端末のルート権限を取得するツールは Google Play では禁止されていますが、「アプリの確認」では、アプリの入手元にかかわらず、ルート権限取得アプリを検出し、インストールしようとするユーザーに警告します。また、「アプリの確認」では、悪意のある既知のアプリで権限昇格の脆弱性が悪用されないように、そのようなアプリのインストールを見つけて阻止します。こうしたアプリがすでにインストールされている場合は、ユーザーに通知して、検出されたアプリの削除を試みます。</li> 397<li>Google ハングアウトやメッセンジャーのアプリでは状況を判断し、メディアサーバーなどのプロセスに自動的にメディアを渡すことはありません。</li> 398</ul> 399 400<h2 id="acknowledgements">謝辞</h2> 401<p> 402調査に関与された下記の皆様のご協力に感謝いたします（敬称略）。 403</p> 404 405 406<ul> 407<li>カーネギー メロン大学の Cory Pruce: CVE-2016-3897</li> 408<li>Qihoo 360 Technology Co. Ltd. IceSword Lab の Gengjia Chen（<a href="https://twitter.com/chengjia4574">@chengjia4574</a>）および <a href="http://weibo.com/jfpan">pjf</a>: CVE-2016-3869、CVE-2016-3865、CVE-2016-3866、CVE-2016-3867</li> 409<li><a href="http://www.cmcm.com">Cheetah Mobile</a> Security Research Lab の Hao Qin: CVE-2016-3863</li> 410<li>Google Project Zero の Jann Horn: CVE-2016-3885</li> 411<li>Qihoo 360 IceSword Lab の Jianqiang Zhao（<a href="https://twitter.com/jianqiangzhao">@jianqiangzhao</a>）および <a href="http://weibo.com/jfpan">pjf</a>: CVE-2016-3858</li> 412<li>Joshua Drake（<a href="https://twitter.com/jduck">@jduck</a>）: CVE-2016-3861</li> 413<li>ザールラント大学 CISPA の Madhu Priya Murugan: CVE-2016-3896</li> 414<li>Google の大貫誠: CVE-2016-3876</li> 415<li>Google Project Zero の Mark Brand: CVE-2016-3861</li> 416<li>Android セキュリティ チームの Max Spector: CVE-2016-3888</li> 417<li>Android セキュリティ チームの Max Spector と Quan To: CVE-2016-3889</li> 418<li><a href="http://c0reteam.org">C0RE Team</a> の Mingjian Zhou（<a href="https://twitter.com/Mingjian_Zhou">@Mingjian_Zhou</a>）、Chiachih Wu（<a href="https://twitter.com/chiachih_wu">@chiachih_wu</a>）、Xuxian Jiang: CVE-2016-3895</li> 419<li>Tesla Motors Product Security Team の Nathan Crandall（<a href="https://twitter.com/natecray">@natecray</a>）: CVE-2016-2446 に関する新たな問題の発見</li> 420<li>Google の Oleksiy Vyalov: CVE-2016-3890</li> 421<li>Google Chrome セキュリティ チームの Oliver Chang: CVE-2016-3880</li> 422<li>Alibaba Mobile Security Group の Peng Xiao、Chengming Yang、Ning You、Chao Yang、Yang song: CVE-2016-3859</li> 423<li>TEAM Lv51 の Ronald L. Loor Vargas（<a href="https://twitter.com/loor_rlv">@loor_rlv</a>）: CVE-2016-3886</li> 424<li>IBM Security X-Force Researcher の Sagi Kedmi: CVE-2016-3873</li> 425<li><a href="mailto:sbauer@plzdonthack.me">Scott Bauer</a>（<a href="https://twitter.com/ScottyBauer1">@ScottyBauer1</a>）: CVE-2016-3893、CVE-2016-3868、CVE-2016-3867</li> 426<li>TrendMicro の Seven Shen（<a href="https://twitter.com/lingtongshen">@lingtongshen</a>）: CVE-2016-3894</li> 427<li>SentinelOne / RedNaga の Tim Strazzere（<a href="https://twitter.com/timstrazz">@timstrazz</a>）: CVE-2016-3862</li> 428<li>trotmaster（<a href="https://twitter.com/trotmaster99">@trotmaster99</a>）: CVE-2016-3883</li> 429<li>Google の Victor Chang: CVE-2016-3887</li> 430<li>Google の Vignesh Venkatasubramanian: CVE-2016-3881</li> 431<li>Alibaba Inc の Weichao Sun（<a href="https://twitter.com/sunblate">@sunblate</a>）: CVE-2016-3878</li> 432<li><a href="http://c0reteam.org">C0RE Team</a> の <a href="mailto:vancouverdou@gmail.com">Wenke Dou</a>、Mingjian Zhou（<a href="https://twitter.com/Mingjian_Zhou">@Mingjian_Zhou</a>）、Chiachih Wu（<a href="https://twitter.com/chiachih_wu">@chiachih_wu</a>）、Xuxian Jiang: CVE-2016-3870、CVE-2016-3871、CVE-2016-3872</li> 433<li><a href="http://blog.trendmicro.com/trendlabs-security-intelligence/author/wishwu/">Trend Micro Inc</a>. の Wish Wu（<a href="http://weibo.com/wishlinux">吴潍浠</a>）（<a href="https://twitter.com/wish_wu">@wish_wu</a>）: CVE-2016-3892</li> 434<li><a href="http://www.alibaba.com/">Alibaba Inc</a> の Xingyu He（何星宇）（<a href="https://twitter.com/Spid3r_">@Spid3r_</a>）: CVE-2016-3879</li> 435<li>Chinese Academy of Sciences、Institute of Software、TCA Lab の Yacong Gu: CVE-2016-3884</li> 436<li>ミシガン大学アナーバー校の <a href="http://yurushao.info">Yuru Shao</a>: CVE-2016-3898</li> 437</ul> 438 439<h2 id="2016-09-01-details">セキュリティ パッチ レベル 2016-09-01 のセキュリティ脆弱性の詳細</h2> 440<p> 441上記の<a href="#2016-09-01-summary">セキュリティ パッチ レベル 2016-09-01 の脆弱性の概要</a>で一覧に挙げた各項目について、下記に詳細を説明します。問題の内容とその重大度の根拠を説明し、CVE、参照、重大度、更新された Nexus 端末、更新された AOSP のバージョン（該当する場合）、報告日を表にまとめています。その問題に対処した、一般公開されている変更（AOSP の変更の一覧など）がある場合は、そのバグ ID にリンクを設定しています。複数の変更が同じバグに関係する場合は、バグ ID の後に記載した番号に、追加の参照へのリンクを設定しています。 442</p> 443 444<h3>LibUtils でのリモートコード実行の脆弱性</h3> 445<p> 446LibUtils にリモートコード実行の脆弱性があるため、攻撃者が特別に細工したファイルを使用して、特権プロセス中に勝手なコードを実行できるおそれがあります。このライブラリを使用するアプリでリモートでコードが実行されるおそれがあるため、この問題は重大と判断されています。 447</p> 448 449<table> 450 <col width="18%"> 451 <col width="16%"> 452 <col width="10%"> 453 <col width="19%"> 454 <col width="19%"> 455 <col width="17%"> 456 <tr> 457 <th>CVE</th> 458 <th>参照</th> 459 <th>重大度</th> 460 <th>更新された Nexus 端末</th> 461 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 462 <th>報告日</th> 463 </tr> 464 <tr> 465 <td>CVE-2016-3861</td> 466 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/system/core/+/ecf5fd58a8f50362ce9e8d4245a33d56f29f142b"> 467 A-29250543</a> 468 [<a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/av/+/3944c65637dfed14a5a895685edfa4bacaf9f76e">2</a>] 469 [<a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/base/+/866dc26ad4a98cc835d075b627326e7d7e52ffa1">3</a>] 470 [<a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/native/+/1f4b49e64adf4623eefda503bca61e253597b9bf">4</a>] 471 </td> 472 <td>重大</td> 473 <td>すべての Nexus</td> 474 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0</td> 475 <td>2016 年 6 月 9 日</td> 476 </tr> 477</table> 478<h3>メディアサーバーでのリモートコード実行の脆弱性</h3> 479<p> 480メディアサーバーにリモートコード実行の脆弱性があるため、攻撃者が特別に細工したファイルを使用して、メディア ファイルやデータの処理中にメモリ破壊を引き起こすおそれがあります。メディアサーバーのプロセスにおいてリモートでコードが実行されるおそれがあるため、この問題は重大と判断されています。 481</p> 482 483<table> 484 <col width="18%"> 485 <col width="18%"> 486 <col width="10%"> 487 <col width="19%"> 488 <col width="17%"> 489 <col width="17%"> 490 <tr> 491 <th>CVE</th> 492 <th>参照</th> 493 <th>重大度</th> 494 <th>更新された Nexus 端末</th> 495 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 496 <th>報告日</th> 497 </tr> 498 <tr> 499 <td>CVE-2016-3862</td> 500 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/base/+/e739d9ca5469ed30129d0fa228e3d0f2878671ac"> 501 A-29270469</a></td> 502 <td>重大</td> 503 <td>すべての Nexus</td> 504 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1</td> 505 <td>2016 年 6 月 10 日</td> 506 </tr> 507</table> 508<h3>MediaMuxer でのリモートコード実行の脆弱性</h3> 509<p> 510MediaMuxer にリモートコード実行の脆弱性があるため、攻撃者が特別に細工したファイルを使用して、権限のないプロセス中に勝手なコードを実行できるおそれがあります。MediaMuxer を使用するアプリでリモートコードが実行されるおそれがあるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 511</p> 512 513<table> 514 <col width="18%"> 515 <col width="16%"> 516 <col width="10%"> 517 <col width="19%"> 518 <col width="19%"> 519 <col width="17%"> 520 <tr> 521 <th>CVE</th> 522 <th>参照</th> 523 <th>重大度</th> 524 <th>更新された Nexus 端末</th> 525 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 526 <th>報告日</th> 527 </tr> 528 <tr> 529 <td>CVE-2016-3863</td> 530 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/av/+/119a012b2a9a186655da4bef3ed4ed8dd9b94c26"> 531 A-29161888</a></td> 532 <td>高</td> 533 <td>すべての Nexus</td> 534 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0</td> 535 <td>2016 年 6 月 6 日</td> 536 </tr> 537</table> 538<h3>メディアサーバーでの権限昇格の脆弱性</h3> 539<p> 540メディアサーバーに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが特権プロセス内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。サードパーティ製アプリには通常アクセス権のない昇格された権限へのローカル アクセスに利用されるおそれがあるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 541</p> 542 543<table> 544 <col width="18%"> 545 <col width="16%"> 546 <col width="10%"> 547 <col width="19%"> 548 <col width="19%"> 549 <col width="17%"> 550 <tr> 551 <th>CVE</th> 552 <th>参照</th> 553 <th>重大度</th> 554 <th>更新された Nexus 端末</th> 555 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 556 <th>報告日</th> 557 </tr> 558 <tr> 559 <td>CVE-2016-3870</td> 560 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/av/+/1e9801783770917728b7edbdeff3d0ec09c621ac"> 561 A-29421804</a> 562 <td>高</td> 563 <td>すべての Nexus</td> 564 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0</td> 565 <td>2016 年 6 月 15 日</td> 566 </td></tr> 567 <tr> 568 <td>CVE-2016-3871</td> 569 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/av/+/c2639afac631f5c1ffddf70ee8a6fe943d0bedf9"> 570 A-29422022</a> 571 [<a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/av/+/3c4edac2a5b00dec6c8579a0ee658cfb3bb16d94">2</a>] 572 [<a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/av/+/c17ad2f0c7e00fd1bbf01d0dfed41f72d78267ad">3</a>] 573 </td> 574 <td>高</td> 575 <td>すべての Nexus</td> 576 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0</td> 577 <td>2016 年 6 月 15 日</td> 578 </tr> 579 <tr> 580 <td>CVE-2016-3872</td> 581 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/av/+/630ed150f7201ddadb00b8b8ce0c55c4cc6e8742"> 582 A-29421675</a> 583 [<a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/av/+/9f9ba255a0c59544f3555c9c45512c3a2fac5fad">2</a>] 584 </td> 585 <td>高</td> 586 <td>すべての Nexus</td> 587 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0</td> 588 <td>2016 年 6 月 15 日</td> 589 </tr> 590</table> 591<h3>端末ブートでの権限昇格の脆弱性</h3> 592<p> 593ブート シーケンス中の権限昇格により、セーフモードが無効になっている場合でも、悪意のあるローカルな攻撃者がセーフモードでブートできるおそれがあります。デベロッパーやセキュリティ設定の変更に対するユーザー操作の要件がローカルで回避されるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 594</p> 595 596<table> 597 <col width="18%"> 598 <col width="18%"> 599 <col width="10%"> 600 <col width="19%"> 601 <col width="17%"> 602 <col width="17%"> 603 <tr> 604 <th>CVE</th> 605 <th>参照</th> 606 <th>重大度</th> 607 <th>更新された Nexus 端末</th> 608 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 609 <th>報告日</th> 610 </tr> 611 <tr> 612 <td>CVE-2016-3875</td> 613 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/base/+/69729fa8b13cadbf3173fe1f389fe4f3b7bd0f9c"> 614 A-26251884</a></td> 615 <td>高</td> 616 <td>なし*</td> 617 <td>6.0、6.0.1</td> 618 <td>Google 社内</td> 619 </tr> 620</table> 621<p> 622* Android 7.0 が搭載されたサポート対象の Nexus 端末において、適用できるすべてのアップデートがインストールされている場合は、この脆弱性が悪用されることはありません。 623</p> 624 625<h3>設定アプリでの権限昇格の脆弱性</h3> 626<p> 627設定アプリでの権限昇格により、セーフモードが無効になっている場合でも、悪意のあるローカルな攻撃者がセーフモードでブートできるおそれがあります。デベロッパーやセキュリティ設定の変更に対するユーザー操作の要件がローカルで回避されるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 628</p> 629 630<table> 631 <col width="18%"> 632 <col width="18%"> 633 <col width="10%"> 634 <col width="19%"> 635 <col width="17%"> 636 <col width="17%"> 637 <tr> 638 <th>CVE</th> 639 <th>参照</th> 640 <th>重大度</th> 641 <th>更新された Nexus 端末</th> 642 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 643 <th>報告日</th> 644 </tr> 645 <tr> 646 <td>CVE-2016-3876</td> 647 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/base/+/91fc934bb2e5ea59929bb2f574de6db9b5100745"> 648 A-29900345</a></td> 649 <td>高</td> 650 <td>すべての Nexus</td> 651 <td>6.0、6.0.1、7.0</td> 652 <td>Google 社内</td> 653 </tr> 654</table> 655<h3>メディアサーバーでのサービス拒否の脆弱性</h3> 656<p> 657メディアサーバーにサービス拒否の脆弱性があるため、攻撃者が特別に細工したファイルを使用して、端末のハングや再起動を引き起こすおそれがあります。リモートでのサービス拒否のおそれがあるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 658</p> 659 660<table> 661 <col width="18%"> 662 <col width="16%"> 663 <col width="10%"> 664 <col width="19%"> 665 <col width="19%"> 666 <col width="17%"> 667 <tr> 668 <th>CVE</th> 669 <th>参照</th> 670 <th>重大度</th> 671 <th>更新された Nexus 端末</th> 672 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 673 <th>報告日</th> 674 </tr> 675 <tr> 676 <td>CVE-2016-3899</td> 677 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/av/+/97837bb6cbac21ea679843a0037779d3834bed64"> 678 A-29421811</a></td> 679 <td>高</td> 680 <td>すべての Nexus</td> 681 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0</td> 682 <td>2016 年 6 月 16 日</td> 683 </tr> 684 <tr> 685 <td>CVE-2016-3878</td> 686 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/external/libavc/+/7109ce3f8f90a28ca9f0ee6e14f6ac5e414c62cf"> 687 A-29493002</a></td> 688 <td>高</td> 689 <td>すべての Nexus*</td> 690 <td>6.0、6.0.1</td> 691 <td>2016 年 6 月 17 日</td> 692 </tr> 693 <tr> 694 <td>CVE-2016-3879</td> 695 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/external/sonivox/+/cadfb7a3c96d4fef06656cf37143e1b3e62cae86"> 696 A-29770686</a></td> 697 <td>高</td> 698 <td>すべての Nexus*</td> 699 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1</td> 700 <td>2016 年 6 月 25 日</td> 701 </tr> 702 <tr> 703 <td>CVE-2016-3880</td> 704 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/av/+/68f67ef6cf1f41e77337be3bc4bff91f3a3c6324"> 705 A-25747670</a></td> 706 <td>高</td> 707 <td>すべての Nexus</td> 708 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0</td> 709 <td>Google 社内</td> 710 </tr> 711 <tr> 712 <td>CVE-2016-3881</td> 713 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/external/libvpx/+/4974dcbd0289a2530df2ee2a25b5f92775df80da"> 714 A-30013856</a></td> 715 <td>高</td> 716 <td>すべての Nexus</td> 717 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0</td> 718 <td>Google 社内</td> 719 </tr> 720</table> 721<p> 722* Android 7.0 が搭載されたサポート対象の Nexus 端末において、適用できるすべてのアップデートがインストールされている場合は、この脆弱性が悪用されることはありません。 723</p> 724 725<h3>Telephony での権限昇格の脆弱性</h3> 726<p> 727Telephony コンポーネントに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが有料の SMS メッセージを不正に送信できるおそれがあります。ユーザーの明示的な許可を得ずに権限を昇格できるようになるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 728</p> 729 730<table> 731 <col width="18%"> 732 <col width="16%"> 733 <col width="10%"> 734 <col width="19%"> 735 <col width="19%"> 736 <col width="17%"> 737 <tr> 738 <th>CVE</th> 739 <th>参照</th> 740 <th>重大度</th> 741 <th>更新された Nexus 端末</th> 742 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 743 <th>報告日</th> 744 </tr> 745 <tr> 746 <td>CVE-2016-3883</td> 747 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/opt/telephony/+/b2c89e6f8962dc7aff88cb38aa3ee67d751edda9"> 748 A-28557603</a></td> 749 <td>中</td> 750 <td>すべての Nexus</td> 751 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0</td> 752 <td>2016 年 5 月 3 日</td> 753 </tr> 754</table> 755<h3>通知マネージャ サービスでの権限昇格の脆弱性</h3> 756<p> 757通知マネージャ サービスに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが、アプリデータを他のアプリから分離するオペレーティング システムの保護を回避できるおそれがあります。ユーザーの操作や許可が通常必要な機能にアクセスするなど、ユーザー操作の要件がローカルで回避されるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 758</p> 759 760<table> 761 <col width="18%"> 762 <col width="18%"> 763 <col width="10%"> 764 <col width="19%"> 765 <col width="17%"> 766 <col width="17%"> 767 <tr> 768 <th>CVE</th> 769 <th>参照</th> 770 <th>重大度</th> 771 <th>更新された Nexus 端末</th> 772 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 773 <th>報告日</th> 774 </tr> 775 <tr> 776 <td>CVE-2016-3884</td> 777 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/base/+/61e9103b5725965568e46657f4781dd8f2e5b623"> 778 A-29421441</a></td> 779 <td>中</td> 780 <td>すべての Nexus</td> 781 <td>6.0、6.0.1、7.0</td> 782 <td>2016 年 6 月 15 日</td> 783 </tr> 784</table> 785<h3>Debuggerd での権限昇格の脆弱性</h3> 786<p> 787統合された Android デバッガに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが、Android デバッガで勝手なコードを実行できるおそれがあります。特権プロセスで勝手なコードがローカルに実行されるおそれがあるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 788</p> 789 790<table> 791 <col width="18%"> 792 <col width="18%"> 793 <col width="10%"> 794 <col width="19%"> 795 <col width="17%"> 796 <col width="17%"> 797 <tr> 798 <th>CVE</th> 799 <th>参照</th> 800 <th>重大度</th> 801 <th>更新された Nexus 端末</th> 802 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 803 <th>報告日</th> 804 </tr> 805 <tr> 806 <td>CVE-2016-3885</td> 807 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/system/core/+/d7603583f90c2bc6074a4ee2886bd28082d7c65b"> 808 A-29555636</a></td> 809 <td>中</td> 810 <td>すべての Nexus</td> 811 <td>5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0</td> 812 <td>2016 年 6 月 21 日</td> 813 </tr> 814</table> 815<h3>システム UI 調整ツールでの権限昇格の脆弱性</h3> 816<p> 817システム UI 調整ツールに権限昇格の脆弱性があり、端末がロックされているときに悪意のあるローカル ユーザーが保護されている設定を変更できるおそれがあります。ユーザーの許可がローカルで回避されるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 818</p> 819 820<table> 821 <col width="18%"> 822 <col width="18%"> 823 <col width="10%"> 824 <col width="19%"> 825 <col width="17%"> 826 <col width="17%"> 827 <tr> 828 <th>CVE</th> 829 <th>参照</th> 830 <th>重大度</th> 831 <th>更新された Nexus 端末</th> 832 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 833 <th>報告日</th> 834 </tr> 835 <tr> 836 <td>CVE-2016-3886</td> 837 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/base/+/6ca6cd5a50311d58a1b7bf8fbef3f9aa29eadcd5"> 838 A-30107438</a></td> 839 <td>中</td> 840 <td>すべての Nexus</td> 841 <td>7.0</td> 842 <td>2016 年 6 月 23 日</td> 843 </tr> 844</table> 845<h3>設定アプリでの権限昇格の脆弱性</h3> 846<p> 847設定アプリに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによって、VPN 設定に対するオペレーティング システムの保護が回避されるおそれがあります。アプリの権限レベルを超えたデータにアクセスするのに利用されるおそれがあるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 848</p> 849 850<table> 851 <col width="18%"> 852 <col width="17%"> 853 <col width="10%"> 854 <col width="19%"> 855 <col width="17%"> 856 <col width="18%"> 857 <tr> 858 <th>CVE</th> 859 <th>参照</th> 860 <th>重大度</th> 861 <th>更新された Nexus 端末</th> 862 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 863 <th>報告日</th> 864 </tr> 865 <tr> 866 <td>CVE-2016-3887</td> 867 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/base/+/335702d106797bce8a88044783fa1fc1d5f751d0"> 868 A-29899712</a></td> 869 <td>中</td> 870 <td>すべての Nexus</td> 871 <td>7.0</td> 872 <td>Google 社内</td> 873 </tr> 874</table> 875<h3>SMS での権限昇格の脆弱性</h3> 876<p> 877SMS に権限昇格の脆弱性があるため、端末のプロビジョニングの前にローカルな攻撃者が有料の SMS メッセージを送信できるおそれがあります。端末がセットアップされる前に使用されるのを阻止する出荷時設定へのリセット保護が回避されるおそれがあるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 878</p> 879 880<table> 881 <col width="18%"> 882 <col width="16%"> 883 <col width="10%"> 884 <col width="19%"> 885 <col width="19%"> 886 <col width="17%"> 887 <tr> 888 <th>CVE</th> 889 <th>参照</th> 890 <th>重大度</th> 891 <th>更新された Nexus 端末</th> 892 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 893 <th>報告日</th> 894 </tr> 895 <tr> 896 <td>CVE-2016-3888</td> 897 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/opt/telephony/+/b8d1aee993dcc565e6576b2f2439a8f5a507cff6"> 898 A-29420123</a></td> 899 <td>中</td> 900 <td>すべての Nexus</td> 901 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0</td> 902 <td>Google 社内</td> 903 </tr> 904</table> 905<h3>設定アプリでの権限昇格の脆弱性</h3> 906<p> 907設定アプリに権限昇格の脆弱性があり、ローカルな攻撃者が出荷時設定へのリセット保護を回避して、端末にアクセスできるおそれがあります出荷時設定へのリセットの保護を回避し、結果として端末をリセットしてデータをすべて消去できるおそれがあるので、この問題の重大度は「中」と判断されています。 908</p> 909 910<table> 911 <col width="18%"> 912 <col width="17%"> 913 <col width="10%"> 914 <col width="19%"> 915 <col width="17%"> 916 <col width="18%"> 917 <tr> 918 <th>CVE</th> 919 <th>参照</th> 920 <th>重大度</th> 921 <th>更新された Nexus 端末</th> 922 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 923 <th>報告日</th> 924 </tr> 925 <tr> 926 <td>CVE-2016-3889</td> 927 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/base/+/e206f02d46ae5e38c74d138b51f6e1637e261abe"> 928 A-29194585</a> 929 [<a href="https://android.googlesource.com/platform/packages/apps/Settings/+/bd5d5176c74021e8cf4970f93f273ba3023c3d72">2</a>] 930 </td> 931 <td>中</td> 932 <td>すべての Nexus</td> 933 <td>6.0、6.0.1、7.0</td> 934 <td>Google 社内</td> 935 </tr> 936</table> 937<h3>Java Debug Wire Protocol での権限昇格の脆弱性</h3> 938<p> 939Java Debug Wire Protocol に権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが、昇格したシステムアプリで勝手なコードを実行できるおそれがあります。一般的でない端末設定が必要なため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 940</p> 941 942<table> 943 <col width="18%"> 944 <col width="16%"> 945 <col width="10%"> 946 <col width="19%"> 947 <col width="18%"> 948 <col width="18%"> 949 <tr> 950 <th>CVE</th> 951 <th>参照</th> 952 <th>重大度</th> 953 <th>更新された Nexus 端末</th> 954 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 955 <th>報告日</th> 956 </tr> 957 <tr> 958 <td>CVE-2016-3890</td> 959 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/system/core/+/268068f25673242d1d5130d96202d3288c91b700"> 960 A-28347842</a> 961 [<a href="https://android.googlesource.com/platform/system/core/+/014b01706cc64dc9c2ad94a96f62e07c058d0b5d">2</a>] 962 </td> 963 <td>中</td> 964 <td>なし*</td> 965 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1</td> 966 <td>Google 社内</td> 967 </tr> 968</table> 969<p> 970* Android 7.0 が搭載されたサポート対象の Nexus 端末において、適用できるすべてのアップデートがインストールされている場合は、この脆弱性が悪用されることはありません。 971</p> 972 973<h3>メディアサーバーでの情報開示の脆弱性</h3> 974<p> 975メディアサーバーに情報開示の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが権限レベルを超えてデータにアクセスできるおそれがあります。許可を得ずに機密データにアクセスするのに利用されるおそれがあるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 976</p> 977 978<table> 979 <col width="18%"> 980 <col width="18%"> 981 <col width="10%"> 982 <col width="19%"> 983 <col width="17%"> 984 <col width="17%"> 985 <tr> 986 <th>CVE</th> 987 <th>参照</th> 988 <th>重大度</th> 989 <th>更新された Nexus 端末</th> 990 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 991 <th>報告日</th> 992 </tr> 993 <tr> 994 <td>CVE-2016-3895</td> 995 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/native/+/363247929c35104b3e5ee9e637e9dcf579080aee"> 996 A-29983260</a></td> 997 <td>中</td> 998 <td>すべての Nexus</td> 999 <td>6.0、6.0.1、7.0</td> 1000 <td>2016 年 7 月 4 日</td> 1001 </tr> 1002</table> 1003<h3>AOSP メールでの情報開示の脆弱性</h3> 1004<p> 1005AOSP メールに情報開示の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがユーザーの個人情報にアクセスできるおそれがあります。許可を得ずにデータにアクセスできるようになるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 1006</p> 1007 1008<table> 1009 <col width="18%"> 1010 <col width="16%"> 1011 <col width="10%"> 1012 <col width="19%"> 1013 <col width="19%"> 1014 <col width="17%"> 1015 <tr> 1016 <th>CVE</th> 1017 <th>参照</th> 1018 <th>重大度</th> 1019 <th>更新された Nexus 端末</th> 1020 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 1021 <th>報告日</th> 1022 </tr> 1023 <tr> 1024 <td>CVE-2016-3896</td> 1025 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/packages/apps/Email/+/cb2dfe43f25cb0c32cc73aa4569c0a5186a4ef43"> 1026 A-29767043</a></td> 1027 <td>中</td> 1028 <td>なし*</td> 1029 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1</td> 1030 <td>2016 年 7 月 24 日</td> 1031 </tr> 1032</table> 1033<p> 1034* Android 7.0 が搭載されたサポート対象の Nexus 端末において、適用できるすべてのアップデートがインストールされている場合は、この脆弱性が悪用されることはありません。 1035</p> 1036 1037<h3>Wi-Fi での情報開示の脆弱性</h3> 1038<p> 1039Wi-Fi の設定に情報開示の脆弱性があるため、アプリが機密情報にアクセスできるおそれがあります。許可を得ずにデータにアクセスできるようになるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 1040</p> 1041 1042<table> 1043 <col width="18%"> 1044 <col width="16%"> 1045 <col width="10%"> 1046 <col width="19%"> 1047 <col width="19%"> 1048 <col width="17%"> 1049 <tr> 1050 <th>CVE</th> 1051 <th>参照</th> 1052 <th>重大度</th> 1053 <th>更新された Nexus 端末</th> 1054 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 1055 <th>報告日</th> 1056 </tr> 1057 <tr> 1058 <td>CVE-2016-3897</td> 1059 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/base/+/55271d454881b67ff38485fdd97598c542cc2d55"> 1060 A-25624963</a> 1061 [<a href="https://android.googlesource.com/platform/frameworks/base/+/81be4e3aac55305cbb5c9d523cf5c96c66604b39">2</a>] 1062 </td> 1063 <td>中</td> 1064 <td>なし*</td> 1065 <td>4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1</td> 1066 <td>2015 年 11 月 5 日</td> 1067 </tr> 1068</table> 1069<p> 1070* Android 7.0 が搭載されたサポート対象の Nexus 端末において、適用できるすべてのアップデートがインストールされている場合は、この脆弱性が悪用されることはありません。 1071</p> 1072 1073<h3>Telephony でのサービス拒否の脆弱性</h3> 1074<p> 1075Telephony コンポーネントにサービス拒否の脆弱性があり、悪意のあるローカルアプリがロック画面からの 911 番への TTY 発信を阻止できるおそれがあります。重要な機能のサービスが拒否されるおそれがあるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 1076</p> 1077 1078<table> 1079 <col width="18%"> 1080 <col width="18%"> 1081 <col width="10%"> 1082 <col width="19%"> 1083 <col width="17%"> 1084 <col width="17%"> 1085 <tr> 1086 <th>CVE</th> 1087 <th>参照</th> 1088 <th>重大度</th> 1089 <th>更新された Nexus 端末</th> 1090 <th>更新された AOSP のバージョン</th> 1091 <th>報告日</th> 1092 </tr> 1093 <tr> 1094 <td>CVE-2016-3898</td> 1095 <td><a href="https://android.googlesource.com/platform/packages/services/Telephony/+/d1d248d10cf03498efb7041f1a8c9c467482a19d"> 1096 A-29832693</a></td> 1097 <td>中</td> 1098 <td>すべての Nexus</td> 1099 <td>5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0</td> 1100 <td>2016 年 6 月 28 日</td> 1101 </tr> 1102</table> 1103<h2 id="2016-09-05-details">セキュリティ パッチ レベル 2016-09-05 の脆弱性の詳細</h2> 1104<p> 1105上記の<a href="#2016-09-05-summary">セキュリティ パッチ レベル 2016-09-05 の脆弱性の概要</a>で一覧に挙げた各項目について、下記に詳細を説明します。問題の内容とその重大度の根拠を説明し、CVE、参照、重大度、更新された Nexus 端末、更新された AOSP のバージョン（該当する場合）、報告日を表にまとめています。その問題に対処した、一般公開されている変更（AOSP の変更の一覧など）がある場合は、そのバグ ID にリンクを設定しています。複数の変更が同じバグに関係する場合は、バグ ID の後に記載した番号に、追加の参照へのリンクを設定しています。 1106</p> 1107 1108<h3>カーネル セキュリティ サブシステムでの権限昇格の脆弱性</h3> 1109<p> 1110カーネル セキュリティ サブシステムに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。端末が永久的にローカルに侵害されるおそれがあり、端末を修復するにはオペレーティング システムの再消去が必要になる可能性があるため、この問題は重大と判断されています。 1111</p> 1112 1113<table> 1114 <col width="19%"> 1115 <col width="20%"> 1116 <col width="10%"> 1117 <col width="23%"> 1118 <col width="17%"> 1119 <tr> 1120 <th>CVE</th> 1121 <th>参照</th> 1122 <th>重大度</th> 1123 <th>更新された Nexus 端末</th> 1124 <th>報告日</th> 1125 </tr> 1126 <tr> 1127 <td>CVE-2014-9529</td> 1128 <td>A-29510361 1129<p> 1130<a href="http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=a3a8784454692dd72e5d5d34dcdab17b4420e74c">アップストリーム カーネル</a></p></td> 1131 <td>重大</td> 1132 <td>Nexus 5、Nexus 6、Nexus 9、Nexus Player、Android One</td> 1133 <td>2015 年 1 月 6 日</td> 1134 </tr> 1135 <tr> 1136 <td>CVE-2016-4470</td> 1137 <td>A-29823941 1138<p> 1139<a href="http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=38327424b40bcebe2de92d07312c89360ac9229a">アップストリーム カーネル</a></p></td> 1140 <td>重大</td> 1141 <td>Nexus 5、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Nexus Player</td> 1142 <td>2016 年 6 月 15 日</td> 1143 </tr> 1144</table> 1145<h3>カーネル ネットワーク サブシステムでの権限昇格の脆弱性</h3> 1146<p> 1147カーネル ネットワーク サブシステムに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。端末が永久的にローカルに侵害されるおそれがあり、端末を修復するにはオペレーティング システムの再消去が必要になる可能性があるため、この問題は重大と判断されています。 1148</p> 1149 1150<table> 1151 <col width="19%"> 1152 <col width="20%"> 1153 <col width="10%"> 1154 <col width="23%"> 1155 <col width="17%"> 1156 <tr> 1157 <th>CVE</th> 1158 <th>参照</th> 1159 <th>重大度</th> 1160 <th>更新された Nexus 端末</th> 1161 <th>報告日</th> 1162 </tr> 1163 <tr> 1164 <td>CVE-2013-7446</td> 1165 <td>A-29119002 1166<p> 1167<a href="https://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/net/unix/af_unix.c?id=7d267278a9ece963d77eefec61630223fce08c6c">アップストリーム カーネル</a></p></td> 1168 <td>重大</td> 1169 <td>Nexus 5、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Nexus Player、Pixel C、Android One</td> 1170 <td>2015 年 11 月 18 日</td> 1171 </tr> 1172</table> 1173<h3>カーネル netfilter サブシステムでの権限昇格の脆弱性</h3> 1174<p> 1175カーネル netfilter サブシステムに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。端末が永久的にローカルに侵害されるおそれがあり、端末を修復するにはオペレーティング システムの再消去が必要になる可能性があるため、この問題は重大と判断されています。 1176</p> 1177 1178<table> 1179 <col width="19%"> 1180 <col width="20%"> 1181 <col width="10%"> 1182 <col width="23%"> 1183 <col width="17%"> 1184 <tr> 1185 <th>CVE</th> 1186 <th>参照</th> 1187 <th>重大度</th> 1188 <th>更新された Nexus 端末</th> 1189 <th>報告日</th> 1190 </tr> 1191 <tr> 1192 <td>CVE-2016-3134</td> 1193 <td>A-28940694 1194<p> 1195<a href="http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=54d83fc74aa9ec72794373cb47432c5f7fb1a309">アップストリーム カーネル</a></p></td> 1196 <td>重大</td> 1197 <td>Nexus 5、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Nexus Player、Pixel C、Android One</td> 1198 <td>2016 年 3 月 9 日</td> 1199 </tr> 1200</table> 1201<h3>カーネル USB ドライバでの権限昇格の脆弱性</h3> 1202<p> 1203カーネル USB ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。端末が永久的にローカルに侵害されるおそれがあり、端末を修復するにはオペレーティング システムの再消去が必要になる可能性があるため、この問題は重大と判断されています。 1204</p> 1205 1206<table> 1207 <col width="19%"> 1208 <col width="20%"> 1209 <col width="10%"> 1210 <col width="23%"> 1211 <col width="17%"> 1212 <tr> 1213 <th>CVE</th> 1214 <th>参照</th> 1215 <th>重大度</th> 1216 <th>更新された Nexus 端末</th> 1217 <th>報告日</th> 1218 </tr> 1219 <tr> 1220 <td>CVE-2016-3951</td> 1221 <td>A-28744625 1222<p> 1223<a href="http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=4d06dd537f95683aba3651098ae288b7cbff8274">アップストリーム カーネル</a> 1224[<a href="http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=1666984c8625b3db19a9abc298931d35ab7bc64b">2</a>]</p></td> 1225 <td>重大</td> 1226 <td>Nexus 5、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Nexus Player、Pixel C、Android One</td> 1227 <td>2016 年 4 月 6 日</td> 1228 </tr> 1229</table> 1230<h3>カーネル サウンド サブシステムでの権限昇格の脆弱性</h3> 1231<p> 1232カーネル サウンド サブシステムに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1233</p> 1234 1235<table> 1236 <col width="19%"> 1237 <col width="20%"> 1238 <col width="10%"> 1239 <col width="23%"> 1240 <col width="17%"> 1241 <tr> 1242 <th>CVE</th> 1243 <th>参照</th> 1244 <th>重大度</th> 1245 <th>更新された Nexus 端末</th> 1246 <th>報告日</th> 1247 </tr> 1248 <tr> 1249 <td>CVE-2014-4655</td> 1250 <td>A-29916012 1251<p> 1252<a href="http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=82262a46627bebb0febcc26664746c25cef08563">アップストリーム カーネル</a></p></td> 1253 <td>高</td> 1254 <td>Nexus 5、Nexus 6、Nexus 9、Nexus Player</td> 1255 <td>2014 年 6 月 26 日</td> 1256 </tr> 1257</table> 1258<h3>カーネル ASN.1 デコーダーでの権限昇格の脆弱性</h3> 1259<p> 1260カーネル ASN.1 デコーダーに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1261</p> 1262 1263<table> 1264 <col width="19%"> 1265 <col width="20%"> 1266 <col width="10%"> 1267 <col width="23%"> 1268 <col width="17%"> 1269 <tr> 1270 <th>CVE</th> 1271 <th>参照</th> 1272 <th>重大度</th> 1273 <th>更新された Nexus 端末</th> 1274 <th>報告日</th> 1275 </tr> 1276 <tr> 1277 <td>CVE-2016-2053</td> 1278 <td>A-28751627 1279<p> 1280<a href="http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=0d62e9dd6da45bbf0f33a8617afc5fe774c8f45f">アップストリーム カーネル</a></p></td> 1281 <td>高</td> 1282 <td>Nexus 5X、Nexus 6P</td> 1283 <td>2016 年 1 月 25 日</td> 1284 </tr> 1285</table> 1286<h3>Qualcomm 無線インターフェース レイヤでの権限昇格の脆弱性</h3> 1287<p> 1288Qualcomm 無線インターフェース レイヤに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1289</p> 1290 1291<table> 1292 <col width="19%"> 1293 <col width="18%"> 1294 <col width="10%"> 1295 <col width="25%"> 1296 <col width="17%"> 1297 <tr> 1298 <th>CVE</th> 1299 <th>参照</th> 1300 <th>重大度</th> 1301 <th>更新された Nexus 端末</th> 1302 <th>報告日</th> 1303 </tr> 1304 <tr> 1305 <td>CVE-2016-3864</td> 1306 <td>A-28823714*<br> 1307 QC-CR#913117</td> 1308 <td>高</td> 1309 <td>Nexus 5、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Android One</td> 1310 <td>2016 年 4 月 29 日</td> 1311 </tr> 1312</table> 1313<p> 1314* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは <a href="https://developers.google.com/android/nexus/drivers">Google デベロッパー サイト</a>から入手できる Nexus 端末用最新バイナリ ドライバに含まれています。 1315</p> 1316 1317<h3>Qualcomm サブシステム ドライバでの権限昇格の脆弱性</h3> 1318<p> 1319Qualcomm サブシステム ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1320</p> 1321 1322<table> 1323 <col width="19%"> 1324 <col width="20%"> 1325 <col width="10%"> 1326 <col width="23%"> 1327 <col width="17%"> 1328 <tr> 1329 <th>CVE</th> 1330 <th>参照</th> 1331 <th>重大度</th> 1332 <th>更新された Nexus 端末</th> 1333 <th>報告日</th> 1334 </tr> 1335 <tr> 1336 <td>CVE-2016-3858</td> 1337 <td>A-28675151<br> 1338<a href="https://source.codeaurora.org/quic/la/kernel/msm-3.10/commit/?id=0c148b9a9028c566eac680f19e5d664b483cdee3">QC-CR#1022641</a></td> 1339 <td>高</td> 1340 <td>Nexus 5X、Nexus 6P</td> 1341 <td>2016 年 5 月 9 日</td> 1342 </tr> 1343</table> 1344<h3>カーネル ネットワーク ドライバでの権限昇格の脆弱性</h3> 1345<p> 1346カーネル ネットワーク ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1347</p> 1348 1349<table> 1350 <col width="19%"> 1351 <col width="20%"> 1352 <col width="10%"> 1353 <col width="23%"> 1354 <col width="17%"> 1355 <tr> 1356 <th>CVE</th> 1357 <th>参照</th> 1358 <th>重大度</th> 1359 <th>更新された Nexus 端末</th> 1360 <th>報告日</th> 1361 </tr> 1362 <tr> 1363 <td>CVE-2016-4805</td> 1364 <td>A-28979703 1365<p> 1366<a href="http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=1f461dcdd296eecedaffffc6bae2bfa90bd7eb89">アップストリーム カーネル</a></p></td> 1367 <td>高</td> 1368 <td>Nexus 5、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9</td> 1369 <td>2016 年 5 月 15 日</td> 1370 </tr> 1371</table> 1372<h3>Synaptics タッチスクリーン ドライバでの権限昇格の脆弱性</h3> 1373<p> 1374Synaptics タッチスクリーン ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1375</p> 1376 1377<table> 1378 <col width="19%"> 1379 <col width="20%"> 1380 <col width="10%"> 1381 <col width="23%"> 1382 <col width="17%"> 1383 <tr> 1384 <th>CVE</th> 1385 <th>参照</th> 1386 <th>重大度</th> 1387 <th>更新された Nexus 端末</th> 1388 <th>報告日</th> 1389 </tr> 1390 <tr> 1391 <td>CVE-2016-3865</td> 1392 <td>A-28799389*</td> 1393 <td>高</td> 1394 <td>Nexus 5X、Nexus 9</td> 1395 <td>2016 年 5 月 16 日</td> 1396 </tr> 1397</table> 1398<p> 1399* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは <a href="https://developers.google.com/android/nexus/drivers">Google デベロッパー サイト</a>から入手できる Nexus 端末用最新バイナリ ドライバに含まれています。 1400</p> 1401 1402<h3>Qualcomm カメラドライバでの権限昇格の脆弱性</h3> 1403<p> 1404Qualcomm カメラドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1405</p> 1406 1407<table> 1408 <col width="19%"> 1409 <col width="20%"> 1410 <col width="10%"> 1411 <col width="23%"> 1412 <col width="17%"> 1413 <tr> 1414 <th>CVE</th> 1415 <th>参照</th> 1416 <th>重大度</th> 1417 <th>更新された Nexus 端末</th> 1418 <th>報告日</th> 1419 </tr> 1420 <tr> 1421 <td>CVE-2016-3859</td> 1422 <td>A-28815326*<br> 1423 QC-CR#1034641</td> 1424 <td>高</td> 1425 <td>Nexus 5、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P</td> 1426 <td>2016 年 5 月 17 日</td> 1427 </tr> 1428</table> 1429<p> 1430* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは <a href="https://developers.google.com/android/nexus/drivers">Google デベロッパー サイト</a>から入手できる Nexus 端末用最新バイナリ ドライバに含まれています。 1431</p> 1432 1433<h3>Qualcomm サウンド ドライバでの権限昇格の脆弱性</h3> 1434<p> 1435Qualcomm サウンド ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1436</p> 1437 1438<table> 1439 <col width="19%"> 1440 <col width="20%"> 1441 <col width="10%"> 1442 <col width="23%"> 1443 <col width="17%"> 1444 <tr> 1445 <th>CVE</th> 1446 <th>参照</th> 1447 <th>重大度</th> 1448 <th>更新された Nexus 端末</th> 1449 <th>報告日</th> 1450 </tr> 1451 <tr> 1452 <td>CVE-2016-3866</td> 1453 <td>A-28868303*<br> 1454 QC-CR#1032820</td> 1455 <td>高</td> 1456 <td>Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P</td> 1457 <td>2016 年 5 月 18 日</td> 1458 </tr> 1459</table> 1460<p> 1461* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは <a href="https://developers.google.com/android/nexus/drivers">Google デベロッパー サイト</a>から入手できる Nexus 端末用最新バイナリ ドライバに含まれています。 1462</p> 1463 1464<h3>Qualcomm IPA ドライバでの権限昇格の脆弱性</h3> 1465<p> 1466Qualcomm IPA ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1467</p> 1468 1469<table> 1470 <col width="19%"> 1471 <col width="20%"> 1472 <col width="10%"> 1473 <col width="23%"> 1474 <col width="17%"> 1475 <tr> 1476 <th>CVE</th> 1477 <th>参照</th> 1478 <th>重大度</th> 1479 <th>更新された Nexus 端末</th> 1480 <th>報告日</th> 1481 </tr> 1482 <tr> 1483 <td>CVE-2016-3867</td> 1484 <td>A-28919863*<br> 1485 QC-CR#1037897</td> 1486 <td>高</td> 1487 <td>Nexus 5X、Nexus 6P</td> 1488 <td>2016 年 5 月 21 日</td> 1489 </tr> 1490</table> 1491<p> 1492* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは <a href="https://developers.google.com/android/nexus/drivers">Google デベロッパー サイト</a>から入手できる Nexus 端末用最新バイナリ ドライバに含まれています。 1493</p> 1494 1495<h3>Qualcomm 電源ドライバでの権限昇格の脆弱性</h3> 1496<p> 1497Qualcomm 電源ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1498</p> 1499 1500<table> 1501 <col width="19%"> 1502 <col width="20%"> 1503 <col width="10%"> 1504 <col width="23%"> 1505 <col width="17%"> 1506 <tr> 1507 <th>CVE</th> 1508 <th>参照</th> 1509 <th>重大度</th> 1510 <th>更新された Nexus 端末</th> 1511 <th>報告日</th> 1512 </tr> 1513 <tr> 1514 <td>CVE-2016-3868</td> 1515 <td>A-28967028*<br> 1516 QC-CR#1032875</td> 1517 <td>高</td> 1518 <td>Nexus 5X、Nexus 6P</td> 1519 <td>2016 年 5 月 25 日</td> 1520 </tr> 1521</table> 1522<p> 1523* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは <a href="https://developers.google.com/android/nexus/drivers">Google デベロッパー サイト</a>から入手できる Nexus 端末用最新バイナリ ドライバに含まれています。 1524</p> 1525 1526<h3>Broadcom Wi-Fi ドライバでの権限昇格の脆弱性</h3> 1527<p> 1528Broadcom Wi-Fi ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1529</p> 1530 1531<table> 1532 <col width="19%"> 1533 <col width="20%"> 1534 <col width="10%"> 1535 <col width="23%"> 1536 <col width="17%"> 1537 <tr> 1538 <th>CVE</th> 1539 <th>参照</th> 1540 <th>重大度</th> 1541 <th>更新された Nexus 端末</th> 1542 <th>報告日</th> 1543 </tr> 1544 <tr> 1545 <td>CVE-2016-3869</td> 1546 <td>A-29009982*<br> 1547 B-RB#96070</td> 1548 <td>高</td> 1549 <td>Nexus 5、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Nexus Player、Pixel C</td> 1550 <td>2016 年 5 月 27 日</td> 1551 </tr> 1552</table> 1553<p> 1554* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは <a href="https://developers.google.com/android/nexus/drivers">Google デベロッパー サイト</a>から入手できる Nexus 端末用最新バイナリ ドライバに含まれています。 1555</p> 1556 1557<h3>カーネル eCryptfs ファイルシステムでの権限昇格の脆弱性</h3> 1558<p> 1559カーネル eCryptfs ファイルシステムに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1560</p> 1561 1562<table> 1563 <col width="17%"> 1564 <col width="22%"> 1565 <col width="10%"> 1566 <col width="23%"> 1567 <col width="17%"> 1568 <tr> 1569 <th>CVE</th> 1570 <th>参照</th> 1571 <th>重大度</th> 1572 <th>更新された Nexus 端末</th> 1573 <th>報告日</th> 1574 </tr> 1575 <tr> 1576 <td>CVE-2016-1583</td> 1577 <td>A-29444228<br> 1578<a href="https://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=e54ad7f1ee263ffa5a2de9c609d58dfa27b21cd9">アップストリーム カーネル</a> 1579[<a href="https://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=2f36db71009304b3f0b95afacd8eba1f9f046b87">2</a>] 1580[<a href="https://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=29d6455178a09e1dc340380c582b13356227e8df">3</a>]</td> 1581 <td>高</td> 1582 <td>Pixel C</td> 1583 <td>2016 年 6 月 1 日</td> 1584 </tr> 1585</table> 1586<h3>NVIDIA カーネルでの権限昇格の脆弱性</h3> 1587<p> 1588NVIDIA カーネルに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1589</p> 1590 1591<table> 1592 <col width="19%"> 1593 <col width="20%"> 1594 <col width="10%"> 1595 <col width="23%"> 1596 <col width="17%"> 1597 <tr> 1598 <th>CVE</th> 1599 <th>参照</th> 1600 <th>重大度</th> 1601 <th>更新された Nexus 端末</th> 1602 <th>報告日</th> 1603 </tr> 1604 <tr> 1605 <td>CVE-2016-3873</td> 1606 <td>A-29518457*<br> 1607 N-CVE-2016-3873</td> 1608 <td>高</td> 1609 <td>Nexus 9</td> 1610 <td>2016 年 6 月 20 日</td> 1611 </tr> 1612</table> 1613<p> 1614* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは <a href="https://developers.google.com/android/nexus/drivers">Google デベロッパー サイト</a>から入手できる Nexus 端末用最新バイナリ ドライバに含まれています。 1615</p> 1616 1617<h3>Qualcomm Wi-Fi ドライバでの権限昇格の脆弱性</h3> 1618<p> 1619Qualcomm Wi-Fi ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1620</p> 1621 1622<table> 1623 <col width="19%"> 1624 <col width="20%"> 1625 <col width="10%"> 1626 <col width="23%"> 1627 <col width="17%"> 1628 <tr> 1629 <th>CVE</th> 1630 <th>参照</th> 1631 <th>重大度</th> 1632 <th>更新された Nexus 端末</th> 1633 <th>報告日</th> 1634 </tr> 1635 <tr> 1636 <td>CVE-2016-3874</td> 1637 <td>A-29944562<br> 1638<a href="https://source.codeaurora.org/quic/la/platform/vendor/qcom-opensource/wlan/qcacld-2.0/commit/?id=50e8f265b3f7926aeb4e49c33f7301ace89faa77">QC-CR#997797</a> 1639[<a href="https://source.codeaurora.org/quic/la/platform/vendor/qcom-opensource/wlan/qcacld-2.0/commit/?id=a3974e61c960aadcc147c3c5704a67309171642d">2</a>]</td> 1640 <td>高</td> 1641 <td>Nexus 5X</td> 1642 <td>2016 年 7 月 1 日</td> 1643 </tr> 1644</table> 1645<h3>カーネル ネットワーク サブシステムでのサービス拒否の脆弱性</h3> 1646<p> 1647カーネル ネットワーク サブシステムにサービス拒否の脆弱性があるため、攻撃者が端末のハングや再起動を引き起こすおそれがあります。一時的にリモートからサービスが拒否されるおそれがあるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1648</p> 1649 1650<table> 1651 <col width="19%"> 1652 <col width="18%"> 1653 <col width="10%"> 1654 <col width="25%"> 1655 <col width="17%"> 1656 <tr> 1657 <th>CVE</th> 1658 <th>参照</th> 1659 <th>重大度</th> 1660 <th>更新された Nexus 端末</th> 1661 <th>報告日</th> 1662 </tr> 1663 <tr> 1664 <td>CVE-2015-1465</td> 1665 <td>A-29506807 1666<p> 1667<a href="http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=df4d92549f23e1c037e83323aff58a21b3de7fe0">アップストリーム カーネル</a></p></td> 1668 <td>高</td> 1669 <td>Nexus 5、Nexus 6、Nexus 9、Nexus Player、Pixel C、Android One</td> 1670 <td>2015 年 2 月 3 日</td> 1671 </tr> 1672 <tr> 1673 <td>CVE-2015-5364</td> 1674 <td>A-29507402 1675<p> 1676<a href="http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=beb39db59d14990e401e235faf66a6b9b31240b0">アップストリーム カーネル</a></p></td> 1677 <td>高</td> 1678 <td>Nexus 5、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Nexus Player、Pixel C、Android One</td> 1679 <td>2015 年 6 月 30 日</td> 1680 </tr> 1681</table> 1682<h3>カーネル ext4 ファイル システムでのサービス拒否の脆弱性</h3> 1683<p> 1684カーネル ext4 ファイル システムにサービス拒否の脆弱性があるため、攻撃者が永久的なローカルのサービス拒否を引き起こすおそれがあり、端末を修復するにはオペレーティング システムの再消去が必要になる可能性があります。永久的なローカルのサービス拒否が可能になるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1685</p> 1686 1687<table> 1688 <col width="19%"> 1689 <col width="16%"> 1690 <col width="10%"> 1691 <col width="27%"> 1692 <col width="17%"> 1693 <tr> 1694 <th>CVE</th> 1695 <th>参照</th> 1696 <th>重大度</th> 1697 <th>更新された Nexus 端末</th> 1698 <th>報告日</th> 1699 </tr> 1700 <tr> 1701 <td>CVE-2015-8839</td> 1702 <td>A-28760453*</td> 1703 <td>高</td> 1704 <td>Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Nexus Player、Pixel C、Android One</td> 1705 <td>2016 年 4 月 4 日</td> 1706 </tr> 1707</table> 1708<p> 1709* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは <a href="https://developers.google.com/android/nexus/drivers">Google デベロッパー サイト</a>から入手できる Nexus 端末用最新バイナリ ドライバに含まれています。 1710</p> 1711 1712<h3>Qualcomm SPMI ドライバでの情報開示の脆弱性</h3> 1713<p> 1714Qualcomm SPMI ドライバに情報開示の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが権限レベルを超えてデータにアクセスできるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 1715</p> 1716 1717<table> 1718 <col width="19%"> 1719 <col width="20%"> 1720 <col width="10%"> 1721 <col width="23%"> 1722 <col width="17%"> 1723 <tr> 1724 <th>CVE</th> 1725 <th>参照</th> 1726 <th>重大度</th> 1727 <th>更新された Nexus 端末</th> 1728 <th>報告日</th> 1729 </tr> 1730 <tr> 1731 <td>CVE-2016-3892</td> 1732 <td>A-28760543*<br> 1733 QC-CR#1024197</td> 1734 <td>中</td> 1735 <td>Nexus 5、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P</td> 1736 <td>2016 年 5 月 13 日</td> 1737 </tr> 1738</table> 1739<p> 1740* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは <a href="https://developers.google.com/android/nexus/drivers">Google デベロッパー サイト</a>から入手できる Nexus 端末用最新バイナリ ドライバに含まれています。 1741</p> 1742 1743<h3>Qualcomm サウンド コーデックでの情報開示の脆弱性</h3> 1744<p> 1745Qualcomm サウンド コーデックに情報開示の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが権限レベルを超えてデータにアクセスできるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 1746</p> 1747 1748<table> 1749 <col width="19%"> 1750 <col width="20%"> 1751 <col width="10%"> 1752 <col width="23%"> 1753 <col width="17%"> 1754 <tr> 1755 <th>CVE</th> 1756 <th>参照</th> 1757 <th>重大度</th> 1758 <th>更新された Nexus 端末</th> 1759 <th>報告日</th> 1760 </tr> 1761 <tr> 1762 <td>CVE-2016-3893</td> 1763 <td>A-29512527<br> 1764<a href="https://source.codeaurora.org/quic/la/kernel/msm-3.10/commit/?id=a7a6ddc91cce7ad5ad55c9709b24bfc80f5ac873">QC-CR#856400</a></td> 1765 <td>中</td> 1766 <td>Nexus 6P</td> 1767 <td>2016 年 6 月 20 日</td> 1768 </tr> 1769</table> 1770<h3>Qualcomm DMA コンポーネントでの情報開示の脆弱性</h3> 1771<p> 1772Qualcomm DMA コンポーネントに情報開示の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが権限レベルを超えてデータにアクセスできるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 1773</p> 1774 1775<table> 1776 <col width="19%"> 1777 <col width="20%"> 1778 <col width="10%"> 1779 <col width="23%"> 1780 <col width="17%"> 1781 <tr> 1782 <th>CVE</th> 1783 <th>参照</th> 1784 <th>重大度</th> 1785 <th>更新された Nexus 端末</th> 1786 <th>報告日</th> 1787 </tr> 1788 <tr> 1789 <td>CVE-2016-3894</td> 1790 <td>A-29618014*<br> 1791 QC-CR#1042033</td> 1792 <td>中</td> 1793 <td>Nexus 6</td> 1794 <td>2016 年 6 月 23 日</td> 1795 </tr> 1796</table> 1797<p> 1798* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは <a href="https://developers.google.com/android/nexus/drivers">Google デベロッパー サイト</a>から入手できる Nexus 端末用最新バイナリ ドライバに含まれています。 1799</p> 1800 1801<h3>カーネル ネットワーク サブシステムでの情報開示の脆弱性</h3> 1802<p> 1803カーネル ネットワーク サブシステムに情報開示の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが権限レベルを超えてデータにアクセスできるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 1804</p> 1805 1806<table> 1807 <col width="19%"> 1808 <col width="20%"> 1809 <col width="10%"> 1810 <col width="23%"> 1811 <col width="17%"> 1812 <tr> 1813 <th>CVE</th> 1814 <th>参照</th> 1815 <th>重大度</th> 1816 <th>更新された Nexus 端末</th> 1817 <th>報告日</th> 1818 </tr> 1819 <tr> 1820 <td>CVE-2016-4998</td> 1821 <td>A-29637687<br> 1822<a href="http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=bdf533de6968e9686df777dc178486f600c6e617">アップストリーム カーネル</a> 1823[<a href="http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=6e94e0cfb0887e4013b3b930fa6ab1fe6bb6ba91">2</a>]</td> 1824 <td>中</td> 1825 <td>Nexus 5、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Nexus Player、Pixel C、Android One</td> 1826 <td>2016 年 6 月 24 日</td> 1827 </tr> 1828</table> 1829<h3>カーネル ネットワーク サブシステムでのサービス拒否の脆弱性</h3> 1830<p> 1831カーネル ネットワーク サブシステムにサービス拒否の脆弱性があるため、攻撃者が Wi-Fi 機能へのアクセスをブロックできるおそれがあります一時的にリモートからサービスが拒否されるおそれがあるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。 1832</p> 1833 1834<table> 1835 <col width="19%"> 1836 <col width="20%"> 1837 <col width="10%"> 1838 <col width="23%"> 1839 <col width="17%"> 1840 <tr> 1841 <th>CVE</th> 1842 <th>参照</th> 1843 <th>重大度</th> 1844 <th>更新された Nexus 端末</th> 1845 <th>報告日</th> 1846 </tr> 1847 <tr> 1848 <td>CVE-2015-2922</td> 1849 <td>A-29409847 1850<p> 1851<a href="http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=6fd99094de2b83d1d4c8457f2c83483b2828e75a">アップストリーム カーネル</a></p></td> 1852 <td>中</td> 1853 <td>Nexus 5、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Nexus Player、Pixel C、Android One</td> 1854 <td>2015 年 4 月 4 日</td> 1855 </tr> 1856</table> 1857<h3>Qualcomm コンポーネントでの脆弱性</h3> 1858<p> 1859下記の表に、Qualcomm コンポーネントに影響するセキュリティの脆弱性を示します。影響を受けるおそれのあるコンポーネントには、ブートローダー、カメラドライバ、キャラクタ ドライバ、ネットワーク、サウンド ドライバ、ビデオドライバなどがあります。 1860</p> 1861 1862<table> 1863 <col width="19%"> 1864 <col width="20%"> 1865 <col width="10%"> 1866 <col width="23%"> 1867 <col width="17%"> 1868 <tr> 1869 <th>CVE</th> 1870 <th>参照</th> 1871 <th>重大度</th> 1872 <th>更新された Nexus 端末</th> 1873 <th>報告日</th> 1874 </tr> 1875 <tr> 1876 <td>CVE-2016-2469</td> 1877 <td><a href="https://source.codeaurora.org/quic/la/kernel/msm-3.18/commit/?id=7eb824e8e1ebbdbfad896b090a9f048ca6e63c9e">QC-CR#997025</a></td> 1878 <td>高</td> 1879 <td>なし</td> 1880 <td>2016 年 6 月</td> 1881 </tr> 1882 <tr> 1883 <td>CVE-2016-2469</td> 1884 <td><a href="https://source.codeaurora.org/quic/la/kernel/msm-3.10/commit/?id=e7369163162e7773bc887f7a264d6aa46cfcc665">QC-CR#997015</a></td> 1885 <td>中</td> 1886 <td>なし</td> 1887 <td>2016 年 6 月</td> 1888 </tr> 1889</table> 1890<h2 id="2016-09-06-details">セキュリティ パッチ レベル 2016-09-06 の脆弱性の詳細</h2> 1891<p> 1892上記の<a href="#2016-09-06-summary">セキュリティ パッチ レベル 2016-09-06 の脆弱性の概要</a>で一覧に挙げた各項目について、下記に詳細を説明します。問題の内容とその重大度の根拠を説明し、CVE、参照、重大度、更新された Nexus 端末、更新された AOSP のバージョン（該当する場合）、報告日を表にまとめています。その問題に対処した、一般公開されている変更（AOSP の変更の一覧など）がある場合は、そのバグ ID にリンクを設定しています。複数の変更が同じバグに関係する場合は、バグ ID の後に記載した番号に、追加の参照へのリンクを設定しています。 1893</p> 1894 1895<h3>カーネル共有メモリ サブシステムでの権限昇格の脆弱性</h3> 1896<p> 1897カーネル共有メモリ サブシステムに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。端末が永久的にローカルに侵害されるおそれがあり、端末を修復するにはオペレーティング システムの再消去が必要になる可能性があるため、この問題は重大と判断されています。 1898</p> 1899 1900<table> 1901 <col width="19%"> 1902 <col width="20%"> 1903 <col width="10%"> 1904 <col width="23%"> 1905 <col width="17%"> 1906 <tr> 1907 <th>CVE</th> 1908 <th>参照</th> 1909 <th>重大度</th> 1910 <th>更新された Nexus 端末</th> 1911 <th>報告日</th> 1912 </tr> 1913 <tr> 1914 <td>CVE-2016-5340</td> 1915 <td>A-30652312<br> 1916<a href="https://source.codeaurora.org/quic/la/kernel/msm-3.10/commit/?id=06e51489061e5473b4e2035c79dcf7c27a6f75a6">QC-CR#1008948</a></td> 1917 <td>重大</td> 1918 <td>Nexus 5、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Android One</td> 1919 <td>2016 年 7 月 26 日</td> 1920 </tr> 1921</table> 1922<h3>Qualcomm ネットワーク コンポーネントでの権限昇格の脆弱性</h3> 1923<p> 1924Qualcomm ネットワーク コンポーネントに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがカーネル内で勝手なコードを実行できるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。 1925</p> 1926 1927<table> 1928 <col width="19%"> 1929 <col width="20%"> 1930 <col width="10%"> 1931 <col width="23%"> 1932 <col width="17%"> 1933 <tr> 1934 <th>CVE</th> 1935 <th>参照</th> 1936 <th>重大度</th> 1937 <th>更新された Nexus 端末</th> 1938 <th>報告日</th> 1939 </tr> 1940 <tr> 1941 <td>CVE-2016-2059</td> 1942 <td>A-27045580<br> 1943<a href="https://source.codeaurora.org/quic/la/kernel/msm-3.18/commit/?id=9e8bdd63f7011dff5523ea435433834b3702398d">QC-CR#974577</a></td> 1944 <td>高</td> 1945 <td>Nexus 5、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Android One</td> 1946 <td>2016 年 2 月 4 日</td> 1947 </tr> 1948</table> 1949<h2 id="common-questions-and-answers">一般的な質問と回答</h2> 1950<p> 1951上記の公開情報に対する一般的な質問について、以下で回答します。 1952</p> 1953 1954<p> 1955<strong>1. 上記の問題に対処するように端末が更新されているかどうかをどのように判断すればよいですか？ 1956</strong> 1957</p> 1958 1959<p> 1960セキュリティ パッチ レベル 2016-09-01 以降では、セキュリティ パッチ レベル文字列 2016-09-01 に関連するすべての問題に対処しています。セキュリティ パッチ レベル 2016-09-05 以降では、セキュリティ パッチ レベル文字列 2016-09-05 に関連するすべての問題に対処しています。セキュリティ パッチ レベル 2016-09-06 以降では、セキュリティ パッチ レベル文字列 2016-09-06 に関連するすべての問題に対処しています。セキュリティ パッチ レベルを確認する方法については、<a href="https://support.google.com/nexus/answer/4457705">ヘルプセンター</a>の説明をご覧ください。上記のアップデートを組み込んだ端末メーカーは、パッチ文字列のレベルを [ro.build.version.security_patch]:[2016-09-01]、[ro.build.version.security_patch]:[2016-09-05]、[ro.build.version.security_patch]:[2016-09-06] のいずれかに設定する必要があります。 1961</p> 1962 1963<p> 1964<strong>2. この公開情報に 3 つのセキュリティ パッチ レベル文字列があるのはなぜですか？</strong> 1965</p> 1966 1967<p> 1968この公開情報では、3 つのセキュリティ パッチ レベル文字列を定義しています。これは、すべての Android 搭載端末で同様の問題が発生する一部の脆弱性をサブセットとし、Android パートナーが迅速かつ柔軟に修正できるようにするためです。Android パートナーには、この公開情報に掲載されている問題をすべて修正し、最新のセキュリティ パッチ レベル文字列を使用することが推奨されています。 1969</p> 1970 1971<p> 19722016 年 9 月 6 日以降のセキュリティ パッチ レベルを使用する端末には、今回（およびそれ以前）のセキュリティに関する公開情報に掲載された、該当するすべてのパッチを組み込む必要があります。このパッチレベルは、この公開情報のほとんどの問題をパートナーに先に通知した後に見つかった問題にも対処して作成されています。 1973</p> 1974 1975<p> 19762016 年 9 月 5 日のセキュリティ パッチ レベルを使用する端末には、そのセキュリティ パッチ レベルと 2016 年 9 月 1 日のセキュリティ パッチ レベルに関連するすべての問題、およびそれ以前のセキュリティに関する公開情報で報告されたすべての問題に対する修正を組み込む必要があります。2016 年 9 月 5 日のセキュリティ パッチ レベルを使用する端末に、2016 年 9 月 6 日のセキュリティ パッチ レベルに関連する修正の一部を組み込むこともできます。 1977</p> 1978 1979<p> 19802016 年 9 月 1 日のセキュリティ パッチ レベルを使用する端末には、そのセキュリティ パッチ レベルに関連するすべての問題と、それ以前のセキュリティに関する公開情報で報告されたすべての問題に対する修正を組み込む必要があります。2016 年 9 月 1 日のセキュリティ パッチ レベルを使用する端末に、2016 年 9 月 5 日および 2016 年 9 月 6 日のセキュリティ パッチ レベルに関連する修正の一部を組み込むこともできます。 1981</p> 1982 1983<p> 19843<strong>. 各問題の影響を受ける Nexus 端末を判断するにはどうすればよいですか？</strong> 1985</p> 1986 1987<p> 1988<a href="#2016-09-01-details">2016-09-01</a>、<a href="#2016-09-05-details">2016-09-05</a>、<a href="#2016-09-06-details">2016-09-06</a> のセキュリティの脆弱性の詳細に関する各表中の「更新された Nexus 端末」列に、その問題の影響を受ける、更新された Nexus 端末の種類を記載しています。<em></em>この列の記載は次のいずれかです。</p> 1989 1990<ul> 1991<li><strong>すべての Nexus 端末</strong>: 問題がすべての Nexus 端末に影響を与える場合、表の「更新された Nexus 端末」列には「すべての Nexus」と記載しています。<em></em>「すべての Nexus」には<a href="https://support.google.com/nexus/answer/4457705#nexus_devices">サポート対象の端末</a>（Nexus 5、Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 7（2013）、Nexus 9、Android One、Nexus Player、Pixel C）が含まれます。</li> 1992<li><strong>一部の Nexus 端末</strong>: 問題が一部の Nexus 端末には影響しない場合、「更新された Nexus 端末」列には影響を受ける Nexus 端末を記載しています。<em></em></li> 1993<li><strong>影響を受ける Nexus 端末がない</strong>: Android 7.0 を搭載する、問題の影響を受ける Nexus 端末がない場合、表の「更新された Nexus 端末」列には「なし」と記載しています。<em></em></li> 1994</ul> 1995<p> 1996<strong>4. 「参照」列の項目はどのような情報に関連付けられていますか？</strong> 1997</p> 1998 1999<p> 2000脆弱性の詳細の表で「参照」列に記載した内容には、その参照番号が属す組織を示す接頭辞を含めている場合があります。<em></em>各接頭辞の意味は以下のとおりです。 2001</p> 2002 2003<table> 2004 <tr> 2005 <th>接頭辞</th> 2006 <th>参照</th> 2007 </tr> 2008 <tr> 2009 <td>A-</td> 2010 <td>Android バグ ID</td> 2011 </tr> 2012 <tr> 2013 <td>QC-</td> 2014 <td>Qualcomm の参照番号</td> 2015 </tr> 2016 <tr> 2017 <td>M-</td> 2018 <td>MediaTek の参照番号</td> 2019 </tr> 2020 <tr> 2021 <td>N-</td> 2022 <td>NVIDIA の参照番号</td> 2023 </tr> 2024 <tr> 2025 <td>B-</td> 2026 <td>Broadcom の参照番号</td> 2027 </tr> 2028</table> 2029 2030<h2 id="revisions">改訂</h2> 2031<ul> 2032 <li>2016 年 9 月 6 日: 情報公開</li> 2033 <li>2016 年 9 月 7 日: 公開情報を改訂して AOSP リンクを追加</li> 2034 <li>2016 年 9 月 12 日: 公開情報を改訂して CVE-2016-3861 の帰属を更新、CVE-2016-3877 を削除</li> 2035</ul> 2036